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研修レポート

千葉県産材活用 鴨川・君津研修を行いました

平成25年3月21日(木) 6:30出発~21:00帰社
参加者…佐野先生、ひらいさん、森林組合さん、県職員さん、弊社社員(4名) 合計12名

※下のそれぞれの画像をクリックすると、拡大画像をご覧いただけます。

鴨川研修

鴨川研修鴨川研修鴨川研修鴨川研修朝6:30、快晴のなか野田本店を出発し、袖ヶ浦で「想.souシリーズ」のプレカットをお願いしているひらいさんと合流し、千葉県森林組合が管理する鴨川市の山へ向いました。舗装がなくなり、どんどん細くなる山道に入り、車を置いて伐採現場まで歩いて向いました。


鴨川研修鴨川研修鴨川研修鴨川研修10分ほど歩いて1番目の伐採現場に到着。安房支部の部長さん(白シャツの方)から、地スギと山武スギ、サンブスギと山武スギの違い、特徴、実生と挿し木、早稲系と晩生系などについて詳しく説明していただきました。年輪を見て生い立ちがわかることの説明の後、興味深くたくさんの質問をしている佐野先生が手前にいます。


さらに歩いて5分位奥に進むと、大きく開けた2番目の伐採現場がありました。鉄分を多く含んだ土壌のために伐採後の表面が酸化して芯が黒くなっていますが、製品になるときれいな赤身になるそうです。

鴨川研修鴨川研修鴨川研修鴨川研修この周辺の特徴は、本口と末口の差が少なく、円直で25~30mも使えるほか、3番玉まで角材が取れるそうです。1月から始めて、ほぼひとりでここまで整備してしまうとのことで、伐採・枝落しした丸太を1本ずつ段々にプロセッサーで下ろしていくそうです。ワイヤーケーブルを使う方法は、効率が良いがコストも掛かることに加えて、大切な丸太を痛めてしまうため、昔からこの方法で1本ずつ丁寧に扱っているとのことです。


鴨川研修鴨川研修鴨川研修鴨川研修切口を見て地スギか山武スギかを当てるゲームを行いましたが、うまく当たりませんでした。葉っぱの特徴は判りやすかったのですが…。

強風も収まり、用意していただいた弁当をご馳走になりました。とても気持ちの良いランチになりました!

君津研修

その後、車で約30分移動し、君津市の材木店・明石屋さんへ伺いました。明石屋さんの特徴は、千葉県産材を燻煙熱処理し、形状・寸法の安定した製品を提供していることです。

君津研修君津研修君津研修君津研修原木で1度、約2週間をかけて燻煙乾燥してからオーバーサイズに製材し、さらにもう一度、2週間をかけて燻煙乾燥させているとのことです。ここでも触ったり、匂いを嗅いだり、寸法を測ったりと忙しい佐野先生です!


君津研修君津研修君津研修君津研修明石屋の坂井社長(帽子姿の方)から、燻煙乾燥材の良いところを説明していただきました。燻煙乾燥材は、輻射熱作用もあり、芯まで熱が伝わりやすく、均一に乾燥させることができ、形状・寸法が安定しているとのことです。さらに、原木から乾燥させるため、角材以外の端材も均一に乾燥しているので、薄い板材も反ったりしないで安定しているそうです。佐々木店長・市川君・川満君も、真剣な表情で聞いています!


君津研修君津研修君津研修君津研修最後に、車で、さらに約30分移動し、燻煙乾燥の様子を見せていただきました。この施設は、千葉バイオマス利用促進協同組合の施設です。中央にバイオマス燃料を燃焼させる装置があり、左側が原木専用窯で、右側が製品専用窯になっており、それぞれ3基ずつあります。4.5m材までしか入らないので通し柱は入らないため、プランと構造に工夫が必要です。


君津研修君津研修2度目の乾燥を終え、養生中の4寸角柱です。この後、モルダー機にかけて表面を薄く削り、きれいになった後、サンダー機でピカピカに磨かれて製品になります。

君津研修君津研修
千葉県森林振興課のご担当者、千葉県森林組合のご担当者、製材業者、設計事務所、工務店で、流通(市場・問屋)を省いて確かで安心できる商品つくりを話し合いました。


君津研修君津研修君津研修君津研修
今回お世話になりました皆さんとお別れし、アクアライン経由で、最後に海ほたるに寄って記念撮影して研修を終了しました。

千葉県のバックアップによって、消費者(お施主様)・造り手(工務店)・生産者(森林組合)がタッグを組み、市場・問屋を介さないで産地(生産者)の明らかな認証材を使った自然素材住宅づくりが構築できる、たいへん有意義な研修でした。